今週のお題「100万円あったら」
このシリーズ、定期的にありますけど、
私は物欲がすごいので何度でも書けますね。
Routledge Encyclopedia of Philosophy
紙媒体で全巻家に置いておきたいですね
それかオンライン契約がしたいですね
結局 エンサイクロペディアなんですよ
勉強するには
事典 万歳!
給付金はよ
性格/キャラクター論読書会をやろうと思います。
アンケート結果はまだですが、性格/キャラクター論読書会発足してみます。性格というと徳倫理のイメージですが別に読書会があるのでそちらに行っていただき、こちらは哲学だけでなく文学や心理学あたりを射程に入れて古典をいろいろ読んでいこうと思います。参加希望者はDMかリプください。 https://t.co/U1eKeeIanO
— 𓋴𓏤𓎛𓇋𓈖𓎡𓋴𓏏𓎛𓄿𓈖(Σφίγξθαν) (@Sphinxthan) 2021年6月15日
さしあたり読むのはテオプラストス『人さまざま』かなと思ってます。
ラ・ブリュイエールの『カラクテール』なんぞも視野に入れたいですね。
戸坂潤にも「性格」概念の論考があるそうです。
海外まで視野に入れればとりあえずはChristian B. Millerの
こういう本を読んでいけばいいんじゃないかと思いますが、
これだと倫理学寄りになりますかね。
他に提案があればお願いします。
「私があの時助けていただいたカメです」
彼女はそう呟いた。
僕は覚えがなかった。いや、覚えがなかったというと語弊はある。
覚えてはいたんだが、そういう記憶ではなかった。
ある雨の土曜日、あいかわらず読書をしようと図書館に行った。
僕が読みたかったのはウンベルト・エーコの『世界文明講義』だ。
この本はいい。ちょうど僕の衒学趣味的欲求を満たしてくれる。
本棚を見た。ない、ない、ない!
なぜだ。検索機で検索をしても確かに図書館にはあると表示が出る。
もう一度棚の周辺を見てみると、なんと床に落ちていた。
僕がその本を拾うと、本の下からのそのそとカメが出てくるではないか。
「なんでやねん」
その状況で咄嗟に心の中で呟いた言葉だ。
それがどうだ。いま目の前に、その時本の下敷きになっていた亀が少女になって出てきているではないか。
「なんでやねん」という言葉はこの時のために取っておくべきだったか。
いや、想像以上のことが起きているのでツッコむ気すらしない。
「私はあなたに恩返しがしたいのです」
見た目はかわいらしい少女、だがその見た目の割に声は低く、目つきは気だるそうな、いわゆる「ジト目」と呼ばれる類のものだった。
恩返しと言われてもなあ。。。
僕はいま、特に困っていることはない。
困っていることといえば、とりあえずその少女に引き止められているがために、家に帰って読書ができないということだろう。
夕方から英会話がある、読書会もある。そんな状況下で、引き止められたところで、どうしようもないわけだ。
その時「グーッ」という音。少女はお腹を押さえた。うむ、腹が減っているようだ。
「とりあえず、コンビニに行きますか?」
僕は言う。彼女はきまりが悪そうに、「いや、いいです」と断る。
「まあそう言わずに」
僕はとりあえず場所を変えたいというのと、とにかく早く帰りたいというのと、そう言う気持ちで家の近くのコンビニに向かうことにした。
コンビニではパンを何個か買った。僕はそれを彼女に与えようとする。
彼女は最初は遠慮して首を横に振って拒絶していたが、その間にもお腹が鳴っている。
彼女はどちらにせよ。きまりが悪いものだから、結局は諦めてパンを食べることにしたのだった。
食べた後の彼女の顔は忘れない。とても幸せそうだった。しばらく何も食べてなかったんだろう。
「おいしかった?」
彼女は何も言わず、ただただ満面の笑みで頷くばかりだった。
「で、恩返しですが...」
「今度でいいよ」
そう言って僕は彼女と別れて自宅に帰った。
そういえば、別の図書館ではウンベルト・エーコの『物語における読者』という本も借りておりました。
テクスト解釈について方法論を考えたくなり(他人の受け売りではありますが)、借りてみたものです。
パースの記号論の話もあります。これは是非とも読むべきですね。読んだらまた感想をお伝えします。
今月は雨
☔️
吉祥寺が好きだったあの人は
私の庭みたいなもんだと言って
ぼくをいろんなところに連れて行ってくれたよ
あの日は幸せのパンケーキを食べたがっていたから
2回も行ったよ
卵がたっぷり使われていて
ほくほくおいしいパンケーキ
君は食べきれなかったから
残りの分をぼくが食べたね
さすがのぼくもお腹がいっぱいだったよ
それから井の頭公園を散歩したり
映画を見たり カフェに行ったり
楽しかったね
吉祥寺は想い出がいっぱい
今でもぼく1人で行くよ
君もたぶん一緒だね
ありがとう
花のようにかわいらしく咲いていたね
2人で見た絵 一緒に飾りたかったね
君の書いた絵 完成するのが見たかった
いろんなことを教えてくれたね
やさしくなれたよ
穏やかな気持ち ほわほわしていた
灰色の日常が彩られて
毎日がワクワクで楽しくて
不思議なことがいっぱいだった
あたたかい しあわせな時間
もう過ぎ去った時間
二度とは戻らないけど
絶対に失われることはない時間
記憶に残り 世界に残る
君は先に行ってしまったんだね
でも時々感じている
ひょっこり現れるんだね
君はおっちょこちょいだから
こっそりいるのがバレバレで
いつも見守ってくれてるのはわかってる
ほんとうにありがとうね
すべては僕が幸せでいるために
君の祈りは伝わっているよ
だからぼくは生きていく
君を感じながら 生きていくよ
まだ君との人生は
終わりを迎えていないから
ずっと一緒だよ
ふわふわ