100万円あったら

今週のお題「100万円あったら」

 

このシリーズ、定期的にありますけど、

私は物欲がすごいので何度でも書けますね。

 

 

Routledge Encyclopedia of Philosophy

紙媒体で全巻家に置いておきたいですね

 

それかオンライン契約がしたいですね

 

結局 エンサイクロペディアなんですよ

勉強するには

 

 

事典 万歳! 

 

給付金はよ

 

 

 

スフィンクスさん性格/キャラクター論読書会企画

性格/キャラクター論読書会をやろうと思います。

 

 

さしあたり読むのはテオプラストス『人さまざま』かなと思ってます。

 

 ラ・ブリュイエールの『カラクテール』なんぞも視野に入れたいですね。

 

戸坂潤にも「性格」概念の論考があるそうです。 

 

海外まで視野に入れればとりあえずはChristian B. Millerの

こういう本を読んでいけばいいんじゃないかと思いますが、

これだと倫理学寄りになりますかね。

 

他に提案があればお願いします。

この物語はフィクションであり、実在の人物・団体・事件とは一切関係ありません

「私があの時助けていただいたカメです」

 

彼女はそう呟いた。

僕は覚えがなかった。いや、覚えがなかったというと語弊はある。

覚えてはいたんだが、そういう記憶ではなかった。

 

ある雨の土曜日、あいかわらず読書をしようと図書館に行った。

僕が読みたかったのはウンベルト・エーコの『世界文明講義』だ。

 

 この本はいい。ちょうど僕の衒学趣味的欲求を満たしてくれる。

本棚を見た。ない、ない、ない!

なぜだ。検索機で検索をしても確かに図書館にはあると表示が出る。

もう一度棚の周辺を見てみると、なんと床に落ちていた。

僕がその本を拾うと、本の下からのそのそとカメが出てくるではないか。

「なんでやねん」

その状況で咄嗟に心の中で呟いた言葉だ。

 

 

それがどうだ。いま目の前に、その時本の下敷きになっていた亀が少女になって出てきているではないか。

「なんでやねん」という言葉はこの時のために取っておくべきだったか。

いや、想像以上のことが起きているのでツッコむ気すらしない。

 

「私はあなたに恩返しがしたいのです」

 

見た目はかわいらしい少女、だがその見た目の割に声は低く、目つきは気だるそうな、いわゆる「ジト目」と呼ばれる類のものだった。

 

恩返しと言われてもなあ。。。

僕はいま、特に困っていることはない。

困っていることといえば、とりあえずその少女に引き止められているがために、家に帰って読書ができないということだろう。

夕方から英会話がある、読書会もある。そんな状況下で、引き止められたところで、どうしようもないわけだ。

その時「グーッ」という音。少女はお腹を押さえた。うむ、腹が減っているようだ。

「とりあえず、コンビニに行きますか?」

僕は言う。彼女はきまりが悪そうに、「いや、いいです」と断る。

「まあそう言わずに」

僕はとりあえず場所を変えたいというのと、とにかく早く帰りたいというのと、そう言う気持ちで家の近くのコンビニに向かうことにした。

コンビニではパンを何個か買った。僕はそれを彼女に与えようとする。

彼女は最初は遠慮して首を横に振って拒絶していたが、その間にもお腹が鳴っている。

彼女はどちらにせよ。きまりが悪いものだから、結局は諦めてパンを食べることにしたのだった。

食べた後の彼女の顔は忘れない。とても幸せそうだった。しばらく何も食べてなかったんだろう。

「おいしかった?」

彼女は何も言わず、ただただ満面の笑みで頷くばかりだった。

「で、恩返しですが...」

「今度でいいよ」

そう言って僕は彼女と別れて自宅に帰った。

 

そういえば、別の図書館ではウンベルト・エーコの『物語における読者』という本も借りておりました。

 

テクスト解釈について方法論を考えたくなり(他人の受け売りではありますが)、借りてみたものです。 

パースの記号論の話もあります。これは是非とも読むべきですね。読んだらまた感想をお伝えします。

幸せのパンケーキを一緒に食べたね

吉祥寺が好きだったあの人は

私の庭みたいなもんだと言って

ぼくをいろんなところに連れて行ってくれたよ

 

あの日は幸せのパンケーキを食べたがっていたから

2回も行ったよ

f:id:Sphinxthan:20210527201702j:image
f:id:Sphinxthan:20210527201705j:image

卵がたっぷり使われていて

ほくほくおいしいパンケーキ

君は食べきれなかったから

残りの分をぼくが食べたね

 

さすがのぼくもお腹がいっぱいだったよ

 

それから井の頭公園を散歩したり

映画を見たり カフェに行ったり

 

楽しかったね

 

 

吉祥寺は想い出がいっぱい

 

 

今でもぼく1人で行くよ

 

君もたぶん一緒だね

 

 

ありがとう

 

 

 

あの日を思い出して...

花のようにかわいらしく咲いていたね

 

f:id:Sphinxthan:20210527015112j:image

 

2人で見た絵 一緒に飾りたかったね

 

君の書いた絵 完成するのが見たかった

 

いろんなことを教えてくれたね

 

やさしくなれたよ

 

穏やかな気持ち ほわほわしていた

 

灰色の日常が彩られて

 

毎日がワクワクで楽しくて

 

不思議なことがいっぱいだった

 

あたたかい しあわせな時間

 

もう過ぎ去った時間

 

二度とは戻らないけど

 

絶対に失われることはない時間

 

記憶に残り 世界に残る

 

君は先に行ってしまったんだね

 

でも時々感じている

 

ひょっこり現れるんだね

 

君はおっちょこちょいだから

 

こっそりいるのがバレバレで

 

いつも見守ってくれてるのはわかってる

 

ほんとうにありがとうね

 

すべては僕が幸せでいるために

 

君の祈りは伝わっているよ

 

だからぼくは生きていく

 

君を感じながら 生きていくよ

 

まだ君との人生は

 

終わりを迎えていないから

 

ずっと一緒だよ

 

 

 

ふわふわ