柄谷行人氏はあくまで自らの思考を「マルクス的である」と断言する
ただ、マルクス主義と言っても
今までのマルクス主義ではダメだ、ということだそうで
「マルクス主義であってマルクス主義的でない」ようなそういうマルクス主義だそう
そして、日本国家であるとも考えないし、香港国家、中国国家とも考えない
そういう俯瞰的な視点で考えることが哲学なのだと
普遍性を志向する視座 グローバリズムなのか あるいはそれとも違う別の視点なのか
何はともあれ哲学
120年前、日清戦争の頃、今とは明らかに違う状況だった
だが現在起こっていることは120年前に起こったことの「反復」なのだという
こういった流れは全部そうなのだと
そして世界はこれから帝国主義的になるのだそう
危機の時代に哲学をすること
柄谷氏のメッセージを引き継いで
悲劇を二度と繰り返さない思考の脈絡を紡いでいくことを
私たちは希求していきたいものである