我々は物事を把握するとき、
感覚的にそうするか、
理性的にそうするかを議論する。
どちらでも構わないが、
我々が知りたいのは、すでに見慣れ知っているものではなく、
そうしたものから未知のもの、不在のもの、未だ到来していないものである。
知っているものから 知らないものへと想いを馳せるのである。
想像力に誘われて 我々そんな期待を抱く。
ただ空虚なものを思い浮かべるだけではない。
未知のものへと飛躍するのである
その飛躍こそ 意志となり
我々が未だ現実として捉えられていない事柄を
生起させる
そのように未来に投げかけることこそ
人間に許された力なのであり 可能性なのである