9月だから読書の秋なので10代のうちに読んで拗らせておくべき本

今週のお題「読書感想文」

 

10代のうちに読むべき本がTwitterで流行しましたが

10代なんて本を読んでないで野球したり恋愛したりバンドやったり

思う存分にアオハルした方がいいと思うんですがね

でもみんながみんな青春できるわけでも制服デートができるわけでも壁ドンできるわけでもないから

そんな拗らせ寸前5秒前の10代に勧めるべき本を自身の体験からオススメしてやろうかと思うわけですね

 

・・・と言っても100冊も読む必要はないんです。

 

いいですか

 

10代といっても

ガチで読書をしようなんて大体10代後半でしょ?

思春期近くですよやっぱり

10代後半で影響を受けたものが一生の価値観になると言いますよね

だから10代後半で読むものを選ぶのは結構人生において大事なことなのですよ

 

んで、限られた時間で100冊なんて

1冊どの程度しか時間がかけられないのか??

100冊意味もわからずにページをめくるだけじゃ

読書体験とは言わんでしょう

 

1冊1年はかけたいものですよね

そうすると

 

16歳 17歳 18歳 19歳...

 

と考えると

1年に1冊程度でしょう

 

まあ1年に1冊と言っても

1年に1冊しか読んではいけないということではありません

 

1年かけてじっくりこれを読むぞ、っていうメインウエポン本を1冊用意するのです

 

それを1年かけて一生懸命 考えながら ノートを取りながら 整理しながら 読む

それ以外は濫読をしよう 小説を読もう 雑誌でも読もう

なんでもいい

 

ただ1冊 この1年は一生懸命この本かじりついて読んだという経験が得られる本があればいい

そういった読書経験に値する4冊を私は勧めてみます

 

 

プラトン『国家』

国家〈上〉 (岩波文庫)

国家〈上〉 (岩波文庫)

  • 作者:プラトン
  • 発売日: 1979/04/16
  • メディア: 文庫
 
国家〈下〉 (岩波文庫 青 601-8)

国家〈下〉 (岩波文庫 青 601-8)

  • 作者:プラトン
  • 発売日: 1979/06/18
  • メディア: 文庫
 

比喩が示されている箇所で半年は費やしましょう。

あと半年は頑張ってイデアを観に行くのです。

一年かけて洞窟の外に出る努力をしましょう。 

 

 

スピノザ 『エチカ』

スピノザ エチカ 上 (岩波文庫)

スピノザ エチカ 上 (岩波文庫)

 
スピノザ エチカ 下 (岩波文庫)

スピノザ エチカ 下 (岩波文庫)

 

神の存在証明のあたりでまず半年考えますね。

そこはもう考えるしかないのです。 

残り半年は永遠の相を目指してガンバレ

 

 

⑶カント『純粋理性批判

純粋理性批判上 (平凡社ライブラリー)

純粋理性批判上 (平凡社ライブラリー)

 
純粋理性批判中 (平凡社ライブラリー)

純粋理性批判中 (平凡社ライブラリー)

 
純粋理性批判下 (平凡社ライブラリー)

純粋理性批判下 (平凡社ライブラリー)

 

 まずはとにかく空間・時間がア・プリオリな直観形式であることを理解するまで

じっくり読みましょう。

 

 

ヘーゲル精神現象学

精神現象学 上 (ちくま学芸文庫)

精神現象学 上 (ちくま学芸文庫)

 

なにもわからなくてもいいから

弁証法的に展開していくその叙述をひたすら追っていきましょう

絶対知に到達したとき、あなたにはなにが見えるのか・・・?

それを十代のうちに知っておくこと

そこにあるのは天上の光か それとも深淵か

 

 

哲学の高みへ

君は登っていくことでしょう

 

 

 

もっと手っ取り早く拗らせたいのならば

ニーチェも読みましょう

ツァラトゥストラ (中公文庫プレミアム)

ツァラトゥストラ (中公文庫プレミアム)

  • 作者:ニーチェ
  • 発売日: 2018/05/22
  • メディア: 文庫