今週のお題「読書感想文」
10代のうちに読むべき本がTwitterで流行しましたが
10代なんて本を読んでないで野球したり恋愛したりバンドやったり
思う存分にアオハルした方がいいと思うんですがね
でもみんながみんな青春できるわけでも制服デートができるわけでも壁ドンできるわけでもないから
そんな拗らせ寸前5秒前の10代に勧めるべき本を自身の体験からオススメしてやろうかと思うわけですね
・・・と言っても100冊も読む必要はないんです。
いいですか
10代といっても
ガチで読書をしようなんて大体10代後半でしょ?
思春期近くですよやっぱり
10代後半で影響を受けたものが一生の価値観になると言いますよね
だから10代後半で読むものを選ぶのは結構人生において大事なことなのですよ
んで、限られた時間で100冊なんて
1冊どの程度しか時間がかけられないのか??
100冊意味もわからずにページをめくるだけじゃ
読書体験とは言わんでしょう
1冊1年はかけたいものですよね
そうすると
16歳 17歳 18歳 19歳...
と考えると
1年に1冊程度でしょう
まあ1年に1冊と言っても
1年に1冊しか読んではいけないということではありません
1年かけてじっくりこれを読むぞ、っていうメインウエポン本を1冊用意するのです
それを1年かけて一生懸命 考えながら ノートを取りながら 整理しながら 読む
それ以外は濫読をしよう 小説を読もう 雑誌でも読もう
なんでもいい
ただ1冊 この1年は一生懸命この本かじりついて読んだという経験が得られる本があればいい
そういった読書経験に値する4冊を私は勧めてみます
⑴プラトン『国家』
比喩が示されている箇所で半年は費やしましょう。
あと半年は頑張ってイデアを観に行くのです。
一年かけて洞窟の外に出る努力をしましょう。
⑵スピノザ 『エチカ』
神の存在証明のあたりでまず半年考えますね。
そこはもう考えるしかないのです。
残り半年は永遠の相を目指してガンバレ
⑶カント『純粋理性批判』
まずはとにかく空間・時間がア・プリオリな直観形式であることを理解するまで
じっくり読みましょう。
なにもわからなくてもいいから
弁証法的に展開していくその叙述をひたすら追っていきましょう
絶対知に到達したとき、あなたにはなにが見えるのか・・・?
それを十代のうちに知っておくこと
そこにあるのは天上の光か それとも深淵か
哲学の高みへ
君は登っていくことでしょう
もっと手っ取り早く拗らせたいのならば
ニーチェも読みましょう