昨日博士課程の卒業式を終えて
今日から学生という身分がなくなった
思えば今まで学生の身分を切らしたことがないわけで
人生のほとんどを学生というアイデンティティをもって過ごしてきたわけだ
お見合いで言ったらまずドン引きされて逃げられるだろう
そうか もう学割が効かないんだな...
そう思うと身も財布の紐も引き締まる思いである
嘘だ
働いているのでわりと散財している
先月も本を買いすぎた
ただの学生だと到底できなかったことだろう
何はともあれ 今日は学生でないという一日を初めて過ごした
学生じゃない...
学生じゃない自分とはいったい何なのか...
終わらないモラトリアムを続けていくのではなかったのか...
学生じゃない私は 本当に私なのか?
昨日までの学生だった自分と
学生ではなくなった今日からの自分は
本当に同一人物なのか...?
アイデンティティの喪失
居場所を失ってしまった
ニヒリズム的状態...
人間は学生として生まれるのではない
学生になるのである
これから放送大学の資料を取り寄せます